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コロナと受験とリテラシー。

学習塾ジョイスタの池田です。

いよいよ2月になりました。


中3生は私立高校の受験が始まり、高3生は私立大学受験と受験が本格化する中

入試までの短い時間を如何に有効に使うか、必死になって頑張っている姿が

塾のあちこちで見受けられます。

どうか入試までお互い切磋琢磨して後悔の無いように頑張ってほしいと思います。

他学年生も期末試験が月末あるので、そこに向けて今からしっかり準備していきましょう。


そんな中、コロナウィルスのニュースがどうしても気になるところです。

武漢周辺は大変な状態と聞いていましたが、今や中国だけでなく

日本や台湾、韓国、アメリカなど18か国に発症感染報告が上がり

WHOが緊急事態を宣言する事態になっています。

かなり重い肺炎になるという事で受験生だけでなく皆が用心すべき状態です。

とにかくマスクだけでなく手洗いうがいを心がけていきましょう。


一方でこのニュースを話題にするとき

「中国政府の対応が~」ではなく、

「中国人が~」と話す塾生がここ1週間で何人もいました。

特定の民族をひとくくりにして「○○人が悪い、○○人が良くないことをしている」と

語る事の危険性は歴史の例を見るまでもなく、確実に差別意識に繋がります。

中国を発端にした感染症の拡大ではあるけれども、

まず私たちが知恵を絞って考えるべき事は感染拡大を防ぐことと、

武漢を始めとした地域に世界規模で支援をすることであるはずで

たとえ一部の中国人の方が不正を行ったケースがあったとしても

民族をひとくくりにして非難する事は絶対にしてはいけないと思うのです。


また、発言した塾生の多くがメディアやネットで拡散されている不確かな情報や

故意に広げたと思われるデマを信じた様。

中学社会では「情報モラル」や「情報リテラシー」という言葉を学びます。

たとえTVで報道されていたとしても、

制作側の意図によって伝え方や切り取り方で情報は形を変えてしまうのです。

SNSでは確証の無い「情報」が、あたかも「事実」として

多くの人に共有されてしまうことが頻繁に起こっています。

だからこそ情報の受け取り方はしっかりと考えていくべきだと思います。

どうかご家庭でもこのニュースを機に、そういったことまで踏み込んで

話してもらえればと思います。


とにもかくにも、まずは健康第一で。

体調管理も勉強の一部だと思って無理をしないようにしていきましょう。


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