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joyst@teachers

おそるべし中1英語。

ジョイスタ河瀬です。

夏期講習が終わり、2学期の講座がSTARTしました!


中学授業講座も、

2学期の内容に沿った内容で進めております。

さてさて2学期は新課程になってどんな内容かな~と眺めていると、



中1英語の2学期の基本文のなかに


I like ~ing.



という表現が目に入り、目がテンになる私。


具体的な文だと、


I like playing soccer.


みたいな文ですね。


とてもシンプルな文のように見えますが、

実はいろいろと文法的に理解していないといけない事があります。



■likeという一般動詞

likeは一年生の最初(というか小学校でも出てくるかな)から使う

「気に入る、好む」というような意味の動詞です。

最初に学習する例文としては、


I like English. (私は英語を好む)

We like the song. (私たちはその歌を気に入っている)


こんなやつですね。

とにかくlikeの目的語は名詞になるんです。

そりゃそうですね。当然です。

超簡単に言えばlikeの後は好きなモノの名前(名詞・代名詞)を書けばいいだけのこと。


昨年度までの過程では1年生のうちにこれを習って

それ以上動詞のlikeを扱う単元はありませんでした。





■動名詞という概念

動詞というのは、「眠るpleep」「勉強するstudy」「歩くwalk」

など、動作を表す品詞です。

それらの動詞は、あとにingをつけると、

「~すること」という名詞にできる!という英語のルールがあるのです!

動詞が名詞になっちゃったから「動名詞」なのですね。

つまり、

「sleeping」「studying」「walking」という形になっているものは、

「眠ること」「勉強すること」「歩くこと」という名詞なのです。



と、いうことは、

likeのあとにくっつけていい?

そう、いいのです!


ということで、



I like playing soccer.



私はサッカーを「すること」を好むという文が出来上がるのです。





これだけだと一見簡単そうなことです。




ただ、これは英語と日本語の文法、品詞、などの語感にある程度慣れて、

磨かれていなければ、すんなり定着し、対応することができません。

その時分かったような気持になっても、

習熟度テストでいきなり英作文に対応できる中学生、

どれだけいるのかな。




ちなみに昨年度までは、

動名詞は中学2年生の内容でした。

2年生になってようやく

「不定詞の名詞的用法」「動名詞」を習う単元がきちんとあり

「~すること」という形に少しずつ慣れ、

文の中で応用していくことができました。



中2だと、ある程度基礎力もあって、

品詞にも対応できるようになったタイミングですから

きちんと比較しながら飲み込んでいくこともできました。



どうやら今年度からそれが難しいな。



中学生になってようやく半年。

1年生にどうやって長く使う英文法の1要素として

この単元を教えていくのか悩みどころです。




I like ~ingで~することが好きという意味になるよ~!



ではダメなんだよなぁ~将来の為に。

でも楽しく、より的確にシンプルに教えたい。

英語を嫌いにならないで欲しい。


今の時点で

何を伝え、何を伝えないのか…

悩みどころ。です。






私は古典が専門ですが、

昔の日本語もある意味外国語です。


いろんな要素があり、例外があり、

覚えてきたことと全然違う用法に振り回されたり、

言語の勉強ってそんなことの繰り返しです。


でも基礎力がきちんとあると、

それを素直に飲み込めたり、

自分の中で体系化できたりしますが、

基礎力がないと、ただの超難しい教科でしかありません。


英語も然り。







なので、

頭ごなしに旧過程がよかったーーーー!

と言うつもりもないですが、

英語の新課程についてはもうちょっと何とかならんかったのかなぁ~

という思いはずっと続いたままです( 一一)




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